コラム | 「衣替え」はもはや死語?

10月も半ばを過ぎ、すっかり秋らしくなりました。日によっては関東なのに氷点下になったところもあったようです。

つい半月前まで「あづ~」と溶けかかっていたのがウソのようです。

 

昔は(今も?)10月といえば「衣替え」で、学校の制服が夏服から冬服に切り替わることになっていました。中高生の頃、10月1日になったらまだ暑くても厚手の制服を無理やり着させられたのを覚えています。

 

ファッションに関しても流行に敏感なオシャレな人は、体感温度ではなく暦を見て服を選んでいたと、母から聞かせられていました。ですから私が子供の頃、9月になってノースリーブの服を着ていると、「そんなみっともない恰好をして!」と上着を持った母が玄関で仁王立ち。上着を着ないと外出させぬという服飾系学校出身の母のこだわりは相当なものでしたね。

しかし、ここ数年の暑さに母もついにお手上げとなり、「暑けりゃ涼しい服を着ればいいのよ! 暦なんて関係ないわ」と言い放つようになりました。

 

それに引き換え、四季がない国の人たちは、服装も季節へのこだわりは少ないと個人的には思います。

冬のとある日に外国人の、おそらく観光客であろう人のグループとすれ違いました。こっちはコートにマフラーと防寒対策ばっちりなのに、あちらはタンクトップ姿でショートパンツ! そして手にはコーラのペットボトル! 寒がりの私には罰ゲームをやっているとしか思えない光景でした(笑)

 

話は変わりますが、10月の決まり文句は「今日から下期ですね!」

年度として考えて1年の半分が過ぎたことになります。

うかうかしているとすぐに冬! 秋をほとんど感じられずに冬になりそうな気配です。

皆様も体調にはお気をつけください。