コラム | ネーミングの妙(みょう)…クリスマスと幼少期のトラウマ

クリスマスイメージ

 

クリスマスになると、シーズン限定のケーキが発売されますね。

いつもよりも華やかな夢のあるデコレーションで……。

ところが私、“クリスマスケーキ”って苦手なんです(;^_^A

 

ケーキは大好きなんですよ。どんなケーキも。

でも、サンタのメレンゲ菓子が乗っていたり、チョコプレートに「Merry X’mas」と描かれて

いかにも「クリスマスッ!」って感じに強調されると、とたんに食べる気が失せてしまうんです。

 

それは私の幼児体験から来ています。両親は自営業を営んでおり、商売上のお付き合いで

町内のケーキ屋さん(小さい町なのに何軒もありました)すべてから1個ずつホールで買っていました。

また、うちの店を担当してくれている仕入れ先の営業さんが、ケーキを取り扱っている業種でもないのに

なぜかケーキの受注を懇願してきて(今なら大人の事情はわかります)、人のいい父は必ず注文。

かくして我が家には、12月24日には大量のホールのケーキが何個も届き、

冷蔵庫に入らない分は、寒い屋外に置いていました(笑)

 

いくらケーキが好きでも、連日ケーキはさすがにしんどい。

しかも当時はバタークリームが主流だったものですから、味が重い!

美味しくてもとにかく大量には食べられないものでした。

幸い、ある時期からは食べ盛りのアルバイトの学生さんたちが喜んで食べてくれるようになったので、

ケーキの拷問(?)から解放されましたが、今でも“クリスマスの時だけ”はケーキを食べる気になれません。

“クリスマス”って付かなければ食べられるんですけど。罰当たりな悩みで反省はしています。

 

でも、ネーミングって大切だなと思います。

いつだったか、姓名判断を生業としている知人からこんな話を聞きました。

「名前は確かに大事。たとえばここに1枚の布があるとします。

それを『雑巾』と呼ぶか『ふきん』と呼ぶかで、同じ布でも印象が変わるでしょ?

画数云々も考えたらキリがないけれど、要は「イメージ」ですよ。

そういう意味で名前は大切なんです」と。

 

同じ商品でも名前を変えただけで爆発的に売れ行きが伸びたり、

芸名やユニット名を変えたら急に売れっ子になった芸能人も数多くいらっしゃいます。

たかが名前、されど名前。ネーミングって不思議だし大事ですね。

 

ちなみに私の名前は、運勢的にはあまり良くないらしいです。

でも、すごく気に入っているんだと件の姓名判断をしている知人に言うと、

「変えたほうがいい人ほど今の名前を気に入っているパターンって多いのよね」と言われてしまいました。

せめて姓が変われば多少は運気が変わりそうなものだけれど、あいにくその予定もありません(-_-;)