生産管理の志望動機

近年、IOTといわれる「モノ」とインターネットの融合によって、生産管理職を希望する人が増えています。

以前は単調な仕事というイメージが強かった生産管理も、技術の進歩によってどんどんその性格を変えてきています。今回は生産管理職がなぜ今、選ばれているのか、その秘密に迫ります。

生産管理とは

生産管理とは、その名の通り製品の生産を管理することです。その生産過程では4つの要因が重視されます。

その4つとは品質・納期・量・効率性です。この4つを意識しながら生産性を上げていくことが生産管理の仕事であるといえるでしょう。

生産管理は創造的な仕事である

今までの生産管理といえば決められた内容の仕事を決められた分だけやるというイメージがありました。しかし、組織の上から指示されたことを、現場が淡々とこなすという時代はすでに前時代的であるといえるでしょう。

現代で求められている生産管理の能力は、決して物事を淡々とこなすだけではありません。生産管理の大きな仕事の一つに「効率性」があります。生産管理では、日々の業務の中でいかに効率的に生産を行えるかという創造性が求められています。

つまり、低コストで、素早く高品質なものを大量に作るかというのが生産管理のポイントなのです。

内向的な人に向いている

生産管理は営業職のように毎日社外に出て様々な人と会って話をする必要はありません。もちろん、全く社外の人と話さないということはありませんが、主にいつも見る面々と一緒に毎日仕事をすることがほとんどです。

会社から生産計画を渡されれば、いつもの面々と協力し、「どうやって、この生産を納期に間に合わせるか」「どのようにすれば、もっと生産性を上げられるか」といったことを話し合うのが生産管理の仕事です。

この仕事は研究職のように一つのものを追求する人・職人気質の人に向いているといえるでしょう。実際に生産管理を志望する人の多くは、研究職や、何かを作ることに喜びを感じることからこの職を志す人が多いようです。

生産管理は楽しい

生産管理を志望する理由の一つは、その仕事の楽しさにあるともいえるでしょう。営業が取ってきた一見無茶とも思える仕事を内部の生産性を考えながら、求められた基準で最大限の効率化を図りながら納期に間に合わせる。

まるでパズルのような楽しさが生産管理の仕事にはあります。何かを作るのが好きな人、モノづくりを志す人にはうってつけの職業であるといえるでしょう。